有限会社 三八って?

有限会社三八は、徳島県でラーメンチェーン店の経営など飲食事業をおこなう企業です。
現在の社長は岡田元一さん。1969年に岡田社長の祖父が創業し、現在3代目です。

鳴門市に2店舗、徳島市に1店舗、ECサイトでの通信販売、それにプラスしてラーメンレクリエーション(老人ホームなどでのラーメンの調理&提供)やイベントなどへの出店を通じて、55年間ラーメンを提供し続けています。

三八のラーメンは、小さなお子さんから高齢の方まで誰もが、毎日でも食べられるような優しい味わいが特徴。

それが長くお店が続いてきた理由です。

岡田社長は鳴門市出身、学生時代は大阪の大学へ。大阪にいた時は、自分はもっと大きなことができると常に考えていたそうです。
「それなのになぜ家業を継ごうと思われたんですか?」とお聞きすると「徳島を離れてから徳島の良さに気づいたんですよね。祖父も父も徳島で頑張り続けて自分を育ててくれたんだと思ったら、自分も次の世代に恩返しがしたいと思った」とお話いただきました。

岡田社長に他社との違いをお聞きすると、「人に対する想い」でした。
10年以上も前から、社員と同じように、経営やお店の理念・想い、個人の強みなどを知る研修をアルバイトの方にも受けてもらっていたそうです。

「一般的なラーメン屋さんでは、アルバイトにとってはいかに速くラーメンを運べるか、のほうが大事だと思うんですが?」とお聞きすると
岡田社長は「そうですよね、でもこれからは、一人一人が活躍しなければならない時代なんだから、自分という人間をわかっていないと。そのためには、他人と関わることが一番いい勉強になると思います。だから、自分を知るための教育は大事だと思うんです」

「なぜ人に投資をされるんですか?」とお聞きすると、単純に「僕が、人のこと知りたいんですよ。会社経営的に言えば人を雇うってもう、リスクでしかない。保険なんか考えたら尚更。でも時間はかかるけど、辞めたあとでも関わりを持ってくれる、迷った時に戻ってこれる関係性を築いておくことで、結果的に利益に繋がる。そんな場所に三八がなっていられたら、時間はかかるけど成果なのかもしれません」

最近の新しい取り組みはについてお聞きすると、

海外からのインターンの受け入れに取り組んでいくそうです。

技能実習生の制度ではなく、民間の繋がりの中のご縁で、ベトナムの専門大学の卒業要件として海外で生活する制度を使い、日本の飲食店の仕事に興味のある学生さんが、半年から最長1年間のインターンをするという取り組みです。

「一番の目的は海外との繋がりを作るということですが、これからは働く人が高校生や、高齢者、障害のある方など、まさに多様になってくる。前にも書いたように、自分を知るには他の人を知ることが一番の材料になると思うんです。そのなかでも、文化や常識もまったく違う海外の方を受け入れるということは、私たち三八にとっても大きな刺激になってくれると思う。」

もう一つは以前からおこなわれている、強み診断(ストレングスファインダー®)を用いた研修。

岡田社長自身、強み診断の結果を分析する「強み診断士」のお仕事もされています。

人がそれぞれに持っている強みを知ることで、自分の得意なことや、当たり前にできることを知識として知る。知ったうえで店舗業務をやってみると、自分が得意だと思っていたことが意外に特性と合っていなかったり、やったことない業務でもやってみればすんなりできたり、とさまざまな発見があります。こうした知識と体験を掛け合わせた研修を今後はおこなっていくそうです。

今後の目標は権限委譲。「どんどん僕の仕事を奪ってほしいです」と岡田社長。

現在三八では、契約はパートでも、権限は副社長という珍しいスタイルを導入されています。今後も能力があり、責任を全うできるメンバーには積極的に仕事を割り振っていく、と話されています。

「これからは個人個人が自律する時代。会社にぶら下がられるのは困る。

なのでどんどん責任を渡していく。

具体的にはのれん分け制度。3年間勤務してくれたら、開業資金200万を提供するような制度です。これはラーメン屋さんを開業しなくてもいいとも思ってます。三八で学んだことを発揮してくれたらそれでいいんです。他には、週3・4勤務の社員制度や、店長コースなど、働く選択肢を増やしていきたい」と思っておられる岡田社長。

「履歴書に『三八で働いてました』って書いたら安心であったり、信用して採用されるよう会社になりたいですね!」とお話されている岡田社長のお顔は大きな笑顔でした。

「どんな状態でも、現状まちがってないよと言ってあげたいですね。それで合ってますよって。動くも動かないも自分で決めればいいし、好きなようにすればいいと思う。時間をかけて経験を積む以外に、今後に生かせるものってないですからね」

続けて、

「なんでも最短距離で行こうとしなくて大丈夫ですよ、遠回りしても、乗り継ぎしてもいいと思いますよ」とおっしゃる岡田社長の言葉の中には常に、「ひと」そして「自分」を大事にされている言葉が溢れていました。

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